今年(2007)もやって来たアカハラ
 このところ殆ど毎年のように春になると、アカハラが我が家の裏庭にやってくる。朝6時頃に近くの木でキョロン チュリ ジユリ、 キョロン チュリ ジユリと鳴き始める。最初の内は「何か珍しい小鳥が来たな!鳴き声を録音しよう」と起き出して準備していると、もう鳴き止めてどこかに行ってしまう。アカハラは余り一カ所に長くいないようだ。何日かこれを繰り返し、やっとの事で録音に成功。山本さんに尋ねると、それはアカハラということを教えてくださった。
山本さんに紹介してもらった「声が聞こえる野鳥図鑑」(文一総合出版ScanTalk付き)
で聞いてみると、まさしくアカハラである。その本と山本さんの説明によると、「胸から脇腹にかけてオレンジ色が特徴。夏は本州中部以北の山地、明るい林で繁殖し、冬は沖縄から本州中部で過ごす」そうだ。その中の何羽かが春になると何日かこの近辺で過ごすのだろう。来ない年もあるが、大抵1週間から10日ぐらいは毎朝のように明るい鳴き声で目覚めさせてくれる。これを聞けない朝は寂しい。「今日は来たぞ。来た、来た」と大喜びで飛び起きる。
今年(2007)は3月30日に初鳴き。途中鳴かない日もあったが、4月12日には、朝5時30分にやって来た。「今日は早いな。是非姿を一目でも見てやろう」と出てみると、もうどこかに行ったようだ。早速外出の支度をして、北の萩の平散歩コースに出てみる。どこか近くにいるに違いない。千防台と水無瀬寮との分岐点のヤマモモの大木の中で鳴いているのを発見。でも姿は見えず、すぐに鳴き止める。「ここまで来るのだな」と突き止めて、我が家へ向かうと、千坊台から新開へ下る道の取り付き付近の木で、再度6時頃鳴き声を聞くが、直ぐに止めてしまう。
 帰宅して、朝食後、南の如宝寺散歩コースへ出る。その日は途中から帰ることにして、大町から光寿苑への坂道を登っていると、9時頃左の森でアカハラの鳴き声を聞く。「我が家に来るアカハラがここまで来るのかな」どちらも我が家を中心に2kmぐらいの範囲である。
 このことを山本さんにお話し、今年の3月に沖縄の石垣島、西表島で撮られたアカハラの写真を数枚いただく。その写真をここに紹介させてもらいます。
マミチャジナイ 雄

これは山本さんが周南市西緑地公園

で撮影された写真で、アカハラと同

じ仲間だそうです。

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