白神山地ーーー世界自然遺産のブナの森ーーー

--夢にまで見た世界自然遺産の山域に踏み入る--

日本キャニオン〜十二湖〜大崩コース

 今から14、5年ぐらい前だったか、雑誌「山と渓谷」に白神山地のことが紹介された。それを讀んでから、すっかり白神山地の虜になってしまった。その後1993年にユネスコの世界遺産に登録されて、白神熱は一層高まってしまった。しかしその隔たりは殆ど本州の最西端と最北端と言っても良いぐらい離れているので、そう簡単には訪ねられない。

 この度、私達の山の会が「青森県の山旅 白神山地、竜飛岬、仏が浦、大間崎、恐山」のツアーを計画したので、直ちに夫婦で参加申し込みをした。このツアーは観光が主で、余り厳しい山登りはないという判断で妻も参加に踏み切った。

 白神山地のブナを主体とした森は今から8000年以上も前に生まれたらしいが、これを観察するコースは色々ある。今回は上に掲げた案内版のように、日本海に臨み、ブナ林に囲まれた津軽国定公園十二湖と日本キャニオンコースの青池から更に大崩まで足を伸ばし、そこの展望所から十二湖を眺めるという私達の会独特のコースである。

 2007年7月6日(金)午後3時に徳山駅に集合した21名の一行は、徳山発15:22の「ひかり466号」で新大阪へ、そこで17:43発の「ひかり332号」に乗り換えて、20:43に東京着。それから上野発21:45の「特急寝台あけぼの号」で7月7日(土)7:50に東能代に無事到着した。出発した西日本は梅雨の影響で雨の心配をしていたが、北の国は上天気である。

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